【第九番札所】国宝の仏像が十一体も!奈良の興福寺南円堂

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奈良県の興福寺(こうふくじ)

西国札所である興福寺の南円堂の堂内にはなんと十一体もの国宝の仏像が安置されています。

これらの国宝が公開されるのは10月17日のわずか1日のみ

kurico

タイミングが合えば年に1回のこの日にお参りできると良いですね。

しかし公開日でなくとも興福寺には五重塔、阿修羅像が見られる国宝館など見どころ沢山です。

藤原氏ゆかりのお寺、世界遺産でもある興福寺を紹介します。

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駐車場でさっそく鹿さんがお出迎えしてくれました
目次

興福寺の見どころ

11体の国宝の仏像がまつられる南円堂(重文)

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西国巡礼の札所でもある南円堂は美しい八角形のお堂、八角円堂です。

現在の建物は江戸時代に再建されたもので、唐破風(からはふ)という丸みのある江戸様式の屋根がついています。

ウサギ

ちなみに京都の六角堂は真上から綺麗な六角形をみることができるよ

この南円堂の中には国宝の仏像がなんと11体も安置されてます

  • ご本尊の不空羂索(ふくうけんさく)観音菩薩
  • 四体の四天王立像(持国天、増長天、広目天、多聞天)
  • 六体の法相六祖坐像

これら全てが国宝です。

【南円堂の特別公開】

南円堂の仏像を拝観できる特別公開は毎年10月17日に行われます。

そうです、1年に1日のみです

この貴重な機会に行ける方は是非行ってみて下さい。

日本で2番目に高い興福寺の五重塔(国宝)

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興福寺の五重塔は古都奈良を象徴する塔で国宝です。

730年に藤原不比等の娘光明皇后によって建立され、その後幾たびもの焼失・再建を繰り返し現在は1426年に再建されたものです。

高さは50.1㎡あり日本で2番目に高く(1番は京都東寺の五重塔)初層には薬師三尊像、釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、弥勒三尊像が四方に安置されています。

興福寺の五重塔は現在工事中、いつまで?

興福寺の五重塔ですが120年ぶりとなる大規模な保存修理工事が始まりました。

2023年8月より工事の足場が組まれその姿をしばらく見ることができなくなります。

この足場が取れるのはなんと2030年、工事完了予定は2031年となっています。

kurico

しばらくお目にかかれませんが足場で覆われた五重塔もある意味レアですよ!

中金堂

中金堂は興福寺の中心的建物で藤原不比等が建立しました。

中金堂もまた幾たびの焼失と再建を繰り返し、現在は2018年に復元された比較的新しいものになっています。

中には興福寺のご本尊の釈迦如来坐像の他、全部で9体の仏像が安置されていて常時拝観が可能です。

中金堂拝観 9:00~17:00(受付16:45まで) 大人¥500 中高生¥300 小学生¥100

東金堂(国宝)

五重塔の横に建つのが東金堂です。

726年に聖武天皇が叔母の病気回復を願い建立され、東金堂もまた焼失、再建を繰り返し現在は室町時代に再建されたものです。

中には薬師如来坐像、その脇に日光・月光菩薩、文殊菩薩など21体の仏像が安置されています。

東金堂拝観 9:00~17:00(受付16:45まで) 大人¥300 中高生¥200 小学生¥100

現在、五重塔の工事により東金堂の拝観が中止される場合があります。興福寺HPで拝観情報をご確認ください。

興福寺の国宝館

出典:興福寺HP

元々、食堂(じきどう)が建てられていた場所で、地下にその遺構がのこっている場所に国宝館として建てられました。

中にはたくさんの国宝や重文の仏像が安置されています。

中でも、3面の顔と6本の手を持つ天平時代の阿修羅像(国宝)はとても人気で必見です。

国宝館拝観 9:00~17:00(受付16:45まで) 大人¥700 中高生¥600 小学生¥300

興福寺の歴史とご利益

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ご本尊 釈迦如来 (西国ご本尊:不空羂索(ふくうけんさく)観音菩薩・国宝)
開祖  藤原不比等
創建  669年

歴史

・藤原鎌足の病気平癒を願い夫人が建てた京都の山階寺(やましなでら)が起源。
・710年平城京遷都とともに鎌足の子の不比等によって現在の地に移され、興福寺となった。
・その後、中金堂や五重塔など伽藍が次々と完成し、西国札所の南円堂は813年藤原冬嗣によって建立された。

ご利益

開運全般

南円堂の不空羂索観音は「一言観音様」と呼ばれ一願成就(一つだけ願いを叶えてくださる)観音様で知られています。

興福寺南円堂の御朱印

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左上は西国三十三所草創1300年記念印で南円堂はシンプルな文字のみでした。
(記念印は2022年3月31日まで⇒2023年3月31日まで延長⇒終了しました)

所要時間

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およそ20分
南円堂自体は一つのお堂なのですぐお参りできます。

興福寺の国宝館や中金堂、東金堂などの内部拝観するならもっと時間が必要です。

kurico

興福寺はお寺を囲む塀がありません。かつては奈良公園の大部分が境内であったためと言われています。

ウサギ

今はそれほどでもないけど昔はとんでもなく広かったんだね

参拝料と参拝時間

参拝料  無料

拝観料
中金堂:大人¥500 高・中学生¥300 小学生¥100
東金堂:大人¥300 高・中学生¥200 小学生¥100
国宝館:大人¥700 高・中学生¥600 小学生¥300

国宝館・東金堂共通券
大人¥900 高・中学生¥700 小学生¥350

拝観時間
9:00〜17:00(受付は16:45まで)
共通券の販売は16:15までです

御朱印受付
9:00~16:30

興福寺南円堂の駐車場

専用駐車場あり(9:00〜17:00) 46台
料金:1日1000円
(奈良公園周辺駐車場では安い方です)

アクセス

(〒630-8213  奈良市登大路町48番地)

公共交通

  • JR奈良駅から徒歩15分 もしくはバスで7分
  • 近鉄奈良駅から徒歩5分
興福寺から
  • 東大寺の大仏殿へ徒歩15分。
  • 春日大社本殿へ徒歩25分。
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鹿さんがゆうゆうと道路を渡る奈良の街を散策するのもおすすめです♪

遠方の方や自家用車で巡礼できない方はバスツアーもおすすめです。
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kurico

HP内、右上のメニューから国内旅行のテーマのある旅を選び、文化・歴史お参り巡礼の旅(こころの旅)から検索してみてね。

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