大阪の葛井寺(ふじいでら)
街なかにある小さなお寺ですが、国宝の千の手と千の目を持つご本尊や春は見事な藤の花、それからおいしいスイーツなど見どころの多いお寺です。
ご本尊は毎月18日に御開帳されます。
葛井寺の見どころ
国宝・千の手と目を持つご本尊
本堂にお祀りされている葛井寺の観音様は
十一面千手千眼観世音菩薩(国宝)
千手と名がつく観音様でも実際の手の本数は42本であることがほとんどですが葛井寺の千手観音は1041本の手を持つとても貴重な観音様です。
そしてその手の一つ一つに目がついています。
タイミングが合えばぜひ18日に参拝して千手観音様とご対面してみてね
葛井寺の藤の花
ふじい寺はその名のとおり藤の花が美しいお寺です。
境内にはいくつもの藤棚があり、花が咲く4月中旬からGWあたりまで参拝客で賑わいます。
阿弥陀堂
阿弥陀三尊と二十五菩薩像がおまつりされています。
烏枢沙摩閣(うすしまかく)
うすしまとはトイレの神様です。
烏枢沙摩閣とはつまりお手洗いの事です。
第二十九番札所の松尾寺にもいらっしゃいましたよ
葛井寺のおすすめスイーツ葛井餅
葛井寺の名物といえば葛井餅。
あずき味の葛餅に黒蜜ときな粉をまぶしていただきます。
ぷるんっとキレのよい葛(くず)の食感がとても美味しかったです
南大門前にお店をかまえる葵屋さんや葛井寺の境内にある休憩処で購入できます。
葛井寺の歴史とご利益
ご本尊 十一面千手千眼観世音菩薩(国宝)
開祖 行基
創建 725年
歴史
・創建に関する資料が乏しく明確ではないが、聖武天皇の勅願で行基が開山したと伝わる。
・元々は百済からの渡来人、葛井氏の氏寺であったとされています。
ご利益
厄除け、身体健全、家内安全など
奈良時代、聖武天皇が42才の時に自身の厄除けを祈願し奉安された観音様です。
葛井寺の御朱印
左上は西国三十三所1300年記念の記念印で合掌する観音様の手のデザインでした。
(記念印は2022年3月31日まで⇒2023年3月31日まで延長⇒終了しました)
葛井寺の所要時間
およそ15分。
大阪府藤井寺市の街中にあるこじんまりとしたお寺です。
参拝料と参拝時間
参拝料
無料 (18日のご本尊拝観は¥500)
参拝時間
8:00〜17:00
御朱印受付時間
8:00~17:00
葛井寺の駐車場
専用駐車場は現在使用不可です。
歩いて3分ほどの葛井寺駅周辺にいくつかコインパーキングがあります。
葛井寺周辺の道は非常に狭いので要注意です
葛井寺へのアクセス
(住所:〒583-0024 大阪府藤井寺市葛井寺1-16-21)
公共交通
近鉄南大阪線 葛井寺駅下車 徒歩3分
(おまけ)葛井寺のほっこりエピソード
ここでは私が参拝した時のほっこりエピソードを紹介したいと思います^^
大阪らしいエピソードだよ
お参りの際にはいつもお線香とろうそくをお供えするのですが風が強くてなかなか種火から火がつかず…
するとお隣にいた男性の方がさっと自分のライターを出して火をつけてくれたのです。
そのやさしさにほっこり。
葛井餅の葵屋さんではお店に行くとさっそく味見をどうぞと。
「買わんでもええからいっぱい食べていき」と。
初めから買うつもりだったのと、味見でも美味しかったのでもちろん購入。
すると、買ってくれて嬉しいから20円おまけって値引きしてくれました。
またまたほっこり。
葛井寺の西門を出たところに名物?となっている路地売り花屋さんがあります。
100円の苗をお一つ購入。
すると5つ買えば400円になる苗が一つしか残っていなかったからと「80円でええよ」って20円おまけしていただきました。
またまたまたほっこり。
さすが人情の街大阪。
温かい気持ちに浸りながら葛井寺を後にしました^^
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