京都の松尾寺(まつのおでら)
京都でも日本海がすぐそばの舞鶴市にあります。
舞鶴といえば蟹が美味しいところ。
松尾寺も冬にお参りしたいところですが、積雪によりお寺までの道が通行止めになることも。
冬は少し要注意です。
私は夏に訪れましたが、山の青葉がとても綺麗で静かな心地よいお参りができました。
松尾寺の見どころ
仁王門
2020年8月現在、仁王門は修復中でした。
(2021年末に完成。2022年からは本堂が改築予定)
雪が多いこの地域では雪による建物の負荷が大きく度々修復を重ねているそうです。
追記:修復中に 仁王門の下から平安時代初期の土器などがみつかったそうです!
美しい二重の宝形造の本堂(現在工事中・完成は2026年)
松尾寺の本堂は二重屋根の宝形造が特徴的です。
少し離れて見るとよくわかります。
江戸時代に再建されたシックな佇まいはとても風情があります。
現在、本堂は改築中でほぼ解体されています。
完成は2026年でその折に秘仏ご本尊のご開帳も予定されているそうです。
鳥羽天皇が植えた銀杏の木
鐘楼の少し裏手にある銀杏の木はおよそ900年前に鳥羽天皇が手植えした木だそう。
鳥羽天皇が植えた木とはロマンですね
そしてこれからも何百年とここにあると思うと歴史ってすごいです
トイレの仏様 ウスシマ明王
トイレの仏様をご存じですか?
松尾寺のトイレにはトイレの仏様ウスシマ明王が祀られています。
けがれや悪を浄化してくれる仏様です。
男女で違った明王像らしく、こちらは女子トイレの仏様。
なので松尾寺のトイレは「ウスシマ明王殿」という立派な名前がついています。
ご用の時はウスシマ明王殿へ行ってきます、が正解?笑
松尾寺の歴史とご利益
ご本尊:馬頭観世音菩薩(秘仏) 77年に一度ご開帳
開祖 :威光上人
創建 :708年
歴史
・その昔中国の僧、威光上人が青葉山の松の木の下で馬頭観音を手に入れ草庵に祀る
・後に元明天皇の勅願時となり松野尾寺となる
ちなみに松尾寺はまつのおでらと呼びます。
ご本尊
西国三十三所で唯一の馬頭観音で、秘仏となっています。
前回のご開帳が平成20年10月から1年間だったので、次は2085年でしょうか。
なんと本堂の工事が終了する2026年にご開帳されるとか!?
あと2年、待ち遠しいです
普段はお前立ちがいらっしゃるのでその姿を想像することができます。
*お前立ちとは秘仏そっくりにつくられた身代わりの仏像のこと
ご利益
厄除け、交通安全、畜産、競馬など
馬頭観音は観音さまで唯一の怒りの形相をしていて、悪を食い尽くし災厄を除くとされています。
また頭上には馬の頭があり、昔の馬車ににちなみ交通、また牛馬畜産や更には競馬の神様として親しまれています。
松尾寺の御朱印
西国三十三所草創千三百年記念印は馬頭観世音菩薩にちなんで馬のデザインでした。
(記念印は2022年3月31日まで⇒2023年3月31日まで延長⇒終了しました)
納経所は山門の左奥にあります。
先にまっすぐ本堂へ参ってから帰りに寄りましょう。
松尾寺は山奥にひっそり佇むお寺、そんな印象でした。
この日は平日で夕暮れ近くだったせいか人っ子ひとりおらず貸切状態。
ゆったりとした時間の中でお参りすることができました。
途中雨がしとしと降ってきて、それもまた風情をいっそう増してとっても居心地の良いお寺でした
所要時間
およそ30分。
参拝時間と参拝料
参拝時間
8:00~17:00
参拝料
無料
駐車場
松尾寺までの道は大通りから一本入るととても狭いです!
専用駐車場あり(第1~第4)
¥500(納経所にて自己申告で納めます)
1番便利なのが山門のすぐ前の第1駐車場。
第2駐車場へ泊めると階段を上らず本堂へ行けますが納経所は第1駐車場が近いです。
(とはいえ小さなお寺なのでそれほど変わりません)
松尾寺へのアクセス
(住所:〒625-0010 京都府舞鶴市松尾532)
公共交通
JR小浜線 松尾寺駅より徒歩50分。
松尾寺へのバスはありません。
タクシーで約10分(片道約1400円)
JR舞鶴線 東舞鶴駅
タクシーで約25分(片道約3600円)
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