京都の善峯寺(よしみねでら)
およそ3万坪の広い境内は京都西山の中腹にあり京都市内を一望できます。
阪神淡路大震災後に落ちないお守りとして話題になったお守りもここ善峯寺で拝受できます。
善峯寺の見どころ
山門と運慶作の仁王像
まず目に飛び込んでくるのがとても立派な山門。
扁額の「善峯寺」は後鳥羽天皇筆と伝わります。
1716年に建立され両脇には運慶作の仁王像をガラス越しに見ることができます。
善峯寺の本堂(観音堂)
観音堂が善峯寺の本堂でありご本尊の千手観音がお祀りされています。
鐘楼
徳川5代将軍綱吉公の厄年にその母である桂昌院が建てた鐘。
「厄除けの鐘」と言われ自由につくことができます。
樹齢600年以上、国の天然記念物「遊龍の松」
境内に生える樹齢600年以上の松は「遊龍の松」といわれ国の天然記念物です。
全長は37m、幹が地を這う姿は龍が遊んでいるように見えることから遊龍と名がつきました。
幸福地蔵
小さな懸造りの舞台に幸福地蔵がお祀りされています。
ここでは自分以外の幸せを願います。
この幸福地蔵の下はあじさい園となっていて6月は綺麗なあじさいを見ることもできます。
阪神淡路大震災と釈迦堂のお釈迦様の落ちないお守り
釈迦堂にお祀りされているお釈迦様は源算上人作で日本には例のない合掌姿のお釈迦様です。
腰痛神経痛のご利益があるとされています。
阪神淡路大震災の折に阪神高速が崩壊し前輪が落ちながらも宙吊り状態で奇跡的に助かったバス。このバスの運転手さんが持っていたお守りが善峯寺のお釈迦様のお守りであったことから「落ちないお守り」としても信仰されるようになりました。
落ちないお守りは受験のお守りとしても人気だよ
また釈迦堂の脇にある枝垂れ桜は春にはとても美しい姿をみせてくれるそうです。
薬師堂の出世如来
薬師堂におまつりする薬師如来は
徳川五代将軍の生母へと出世した桂昌院にちなんで出世薬師如来と呼ばれています。
出世や玉の輿を願うなら是非お参りしたいですね^^
善峯寺から京都市内の絶景とあじさいと秋明菊
善峯寺は山の中腹に位置し、京都市内を一望できます。
京都タワーも見ることができます。
わかりますか?(写真中央辺り)
6月は紫陽花でも有名な善峯寺。
あじさい園の紫陽花が山一面に咲き乱れ圧巻の美しさです。
また秋には秋明菊が境内のあちこちに咲き始めます。
9月中頃はまだ3分咲き程で蕾が沢山でしたが可憐な花が綺麗でした。
春は桜も綺麗で、季節折々の花が楽しめるのも善峯寺の魅力です
善峯寺の歴史とご利益
・ご本尊 千手観世音菩薩(秘仏)
・開祖 源算上人
・創建 1029年
歴史
・1029年平安時代中期、源算上人はこの地で阿智坂明神と出会う。
・明神のお告げによって小さなお堂をつくり、自作の千手観音をお祀りしたのが始まり。
・その後、御朱雀天皇が洛東鷲尾寺の千手観音を善峯に移すよう夢のお告げを受けたことからここに鷲尾寺の観音様を置きご本尊とした。
本堂のご本尊の脇に源算上人作の千手観音が鎮座されています。
ご本尊は秘仏で次のご開帳は2028年です。
ご利益
千首観音:衆生救済
釈迦如来:腰痛・神経痛・落ちない(受験)・交通安全
薬師如来:出世
など。
善峯寺の御朱印
左上は西国三十三所草創1300年記念印で善峯寺は文字だけのシンプルなデザインでした。
(記念印は2022年3月31日まで⇒2023年3月31日まで延長⇒終了しました)
善峯寺の所要時間
1時間~2時間(目安)
善峯寺は山の中にお堂が点々と建てられ、ハイキングをしているような気分でお参りできます。
本堂から出発して本堂に戻ってくるので、本堂だけのお参りなら時間はかかりません。
ですが見所沢山、山の木々も美しく眺めも最高なのでぐるっと一周が断然おすすめです。
(坂道や階段あり)
桜やあじさい園開園時は特にゆっくり時間をとるといいですよ。
拝観料と拝観時間
拝観料
大人 ¥500 高校生¥300 小中学生¥200
拝観時間
8:30~17:00(平日)
8:00〜17:00(土日祝)
御朱印受付
8:30~17:00(平日)
8:00〜17:00(土日祝)
文殊寺宝館拝観
現在、開館日未定
善峯寺の駐車場
専用駐車場あり(150台) ¥500
善峯寺までは比較的走りやすい山道で駐車場も広いです。
善峯寺へのアクセス
(〒610-1133 京都市西京区大原野小塩町1372)
公共交通
JR「向日町」・阪急電車「東向日」から
阪急バス66番善峯寺行き(30分) 「善峯寺」下車徒歩8分
遠方の方や自家用車で巡礼できない方はバスツアーもおすすめです。
クラブツーリズムでは様々なプランが用意されています。
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