今回は西国巡礼の番外札所である兵庫県の花山院菩提寺(かざんいんぼだいじ)の紹介です。
山の上にあるお寺なので行くまでの道がすごい坂です。
車もうなるくらい！
ウサギ二十八番札所の成相寺もすごい坂道だったね
そのぶん見晴らしがとても良く、気持ちい良いお参りができました。
花山院菩提寺の境内から眺める有馬富士
境内からはこんなに見晴らしのいい景色が。
案内板によると小豆島まで見えるそうです。
この日はちょっと霞んでいて見えにくかったですが・・・
また11月末から12月にかけては運がよければ雲海も見られるんだとか。
山の麓に霧が出ていたら可能性が高いそうですよ。
左に見えるのが有馬富士。
綺麗な形をしていますね。
「有馬富士 麓の霧は海に似て 波かと聞けば小野の松風」
これは花山法皇が詠まれた歌です。
雲海の様子ですね^^
マスク越しですがこの景色をみながら思いっきり深呼吸してきました。
kurico気持ちよかった～！
番外札所 花山院菩提寺の見どころ
花山法皇殿（本堂）
十一面観音、花山法皇坐像、弘法大師坐像がおまつりされています。
薬師堂（本堂）
ご本尊の薬師如来、日光・月光菩薩、一二神将がおまつりされています。
kuricoこのように花山院菩提寺には２つの本堂があります。
幸せの七地蔵尊
七人のお地蔵様(に見えないけどお地蔵様なんです)はそれぞれ祖父地蔵、祖母地蔵、父(夫)地蔵、母(妻)地蔵、子供地蔵と結び地蔵、賢者地蔵。
それぞれ自分に合ったお地蔵様の手を握りお願いすると、その自分の役割を全うできるよう力を与えてくださいます。
花山法皇の御廟
御廟とはお墓のことです。
花山法皇は最初に西国三十三所巡礼をされた方。
kurico今こうして健康で家族の協力もあり西国巡礼を楽しむことができていることに感謝しつつ手を合わせました
花山院菩提寺はその花山法皇が晩年暮らしたお寺です。
加護の木
写真左手に見えるこの木は加護の木と言って、落ちている木の皮にご加護があるそうです。
運良く落ちていたら御守りとしてありがたくいただきましょう。
ウサギ間違っても剥がしちゃだめだよ
場所は本堂から納経所へ向かう間の門の手前です。
花山院菩提寺の歴史とご利益
ご本尊：薬師瑠璃光如来
開祖 ：法道仙人
創建 ：６５１年
歴史
・651年、法道仙人によって建立。(法道仙人は播州清水寺も建てた方)
・992年、西国巡礼をしていた花山法皇が播州清水寺から東を望むと光りが見えた。
・その光り輝く場所がこの菩提寺だったことから、ここを晩年の棲家とした。
西国巡礼にゆかりのある花山法皇の最後の棲家になったことから花山院菩提寺は西国の番外札所となりました。
ご利益
ご本尊薬師瑠璃光如来：病気平癒、健康長寿
花山院菩提寺の御朱印
番外札所なので西国巡礼1300年記念の印はありません。
kuricoまぁるい字体が可愛らしく西国巡礼の中でも私のお気に入りの御朱印です
所要時間(目安)
およそ30分。こじんまりとしたお寺です。
参拝時間と参拝料
夏季3〜10月 9:00〜17:00
冬季11〜2月 9:00〜16:30
(入山は30分前まで)
参拝料：無料
駐車場
山上専用駐車場あり（無料）
参道通行料として¥５００（社務所にて払います）
山上までかなり急な山道を登ります。
逆に帰りは急勾配を下るのでカーブの内側は車体を擦りそうでした^^;
行きにやたら外にはみ出してカーブしながら下ってくる車がいたのですが、そういうことだったのかと分かりました。
ウサギゆっくり安全運転でね！
アクセス
公共交通
ＪＲ福知山線（宝塚線）三田駅下車→
神姫バス乙原バレー行花山院バス停で下車→
山上まで徒歩２５分またはタクシー（有馬交通０７９-５６４-２４８１）
花山院菩提寺から播州清水寺へ、犬もOK
この二つのお寺は車で1時間程の距離です。
なので合わせてお参りする方も多いと思います。
ちなみに播州清水寺はワンちゃん同伴OKでしたが、花山院菩提寺も犬と一緒にお参りできます。
遠方の方や自家用車で巡礼できない方はバスツアーもおすすめです。
クラブツーリズムでは様々なプランが用意されています。
kuricoHP内、右上のメニューから国内旅行のテーマのある旅を選び、文化・歴史のお参り巡礼の旅(こころの旅)から検索してみてね。
はじめの１冊におすすめの本
ポチップ
第二十五番番札所 播州清水寺はこちら
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