京都府の穴太寺(あなおうじ)
穴太寺は美しい庭園や布団で寝ている涅槃像など小さい境内に見どころがぎゅっと詰まったお寺です。
穴太寺の見どころ
本堂内部と京都府の名勝にもなっている庭園は特別拝観で見ることができます。
本堂左手のこちらから入り受付します。
受付の女性の方の対応がとても穏やかで気持ちが良かったです^^
釈迦如来大涅槃像(なで仏)
本堂内に横たわる寝仏のお釈迦様。
布団を被って優しいお顔で迎えてくれます。
自分の体の悪い所と同じ部分のお釈迦のお体を撫で自分の体にさすり返すと御利益があるといわれ、沢山の参拝者に撫でられピカピカ輝いていました。(写真撮影は禁止です)
みんなの祈りが込められた美しいお釈迦様だよ
穴太寺庭園
穴太寺には京都府指定名勝の庭園があります。
庭園のある書院と本堂は渡り廊下で繋がっています。
書院の奥へ進むと目の前に開ける美しい庭。
多宝塔を借景として取り入れられた一枚の絵の様な庭園です。
畳の間に腰を下ろし、ゆっくり景色を堪能できました。
人も少なく居心地がよすぎてずっとここで休んでいたい気持ちに。
書院の中の欄間をよく見ると一つ一つ立派な彫刻が彫られていてそんな所を見るのも見どころの一つです。
穴太寺の歴史とご利益
ご本尊:薬師如来
札所本尊:聖観世音菩薩(33年に一度ご開帳)
開祖 :大判古麻呂
創建 :705年
歴史
・705年、文武天皇の勅願(命令)によって大判古麻呂が建てた。
ご利益
病気平癒など
穴太寺の伝説
宇治宮成が仏師に観音像を造らせます。
その褒美に自分の大切にしていた馬を与えますが、宮成は馬が惜しくなり仏師を殺して馬を取り返します。
ところが家に帰ると宮成を迎えたのは、自分が放った弓矢が刺さった観音様でした。
これより宮成は改心して仏道を信じるようになり聖観世音菩薩は「身代わり観音」としてこの穴太寺に安置されたという伝説があります。
当時の観世音菩薩は残念ながら盗難にあったそうで、現在あるのは胸の傷とともに模刻された観音様になります。
そしてこの観音様は秘仏であり、御開帳は33年に一度となっています。
穴太寺の読み方、何て読むの?
穴太寺は「あなおうじ」と呼びます。
「あなおじ、あのうじ」「あなおさん」と呼ばれることもあります。
あなぶとでら じゃないよ~。最初はそう呼んじゃったw
穴太寺の御朱印
西国三十三所草創1300年記念印は
お寺の紋である梅鉢のデザインでした。
(記念印は2022年3月31日まで⇒2023年3月31日まで延長⇒終了しました)
穴太寺の所要時間
およそ40分。
小さなお寺ですが、お庭を眺めつつゆ~っくりしてこれ位でした。
拝観料と拝観時間
拝観料 無料
(本堂内拝観は¥300、お庭とセットで¥500)
拝観時間:8:00〜17:00
穴太寺の駐車場
駐車場あり。¥500
駐車場は広く、穴太寺へも歩いて目と鼻の先です。
穴太寺付近の道は狭いので運転注意です
穴太寺へのアクセス
(〒621-0029)京都府亀岡市曽我部町穴太東ノ辻46)
公共交通
JR亀岡駅から京阪京都交通バス 「穴太寺前」下車
善峯寺から穴太寺へ車での行き方
京都の善峯寺から穴太寺は京都縦貫道を走れば30分程の距離です(大野原IC⇔亀岡IC)
遠方の方や自家用車で巡礼できない方はバスツアーもおすすめです。
クラブツーリズムでは様々なプランが用意されています。
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