大阪の総持寺(そうじじ)
総持寺は亀にちなんだ伝説と
お料理にゆかりのあるお寺として料理人の方に人気のあるお寺です。
総持寺の歴史と亀伝説
ご本尊:千手観世音菩薩(4/15〜21日御開帳)
開祖:藤原山蔭
創建:890年
・開祖である藤原山蔭は子供の時に淀川に落ちてしまい行方不明になる。
・父は観音様に子供と会わせて下さいと祈ると、亀が山蔭を甲羅に乗せて現れる。
(この亀は父が前日に漁師に捕まっていたのを助けた亀だった。)
・父子はとても感謝し亀の背中に立つ観音様を祀るお寺を建てたのが総持寺の始まり。
この様に総持寺には亀伝説があり、実際に境内の池には亀が沢山いました。
総持寺の見どころ
寺名の碑
まず最初に目にするのはこの寺名の碑。
この寺名の碑もまた亀の背中に乗っています。
仁王門
豊臣秀頼が再建したといわれる仁王門。
門の左右には力強い金剛力士像がよく見えます。
本堂
仁王門とともに本堂も豊臣秀頼によって再建されました。
ご本尊の観音様は子育て、厄除けにご利益がある観音様です。
本堂の向かって右側になで大黒天さん。
金運と勝運の神様です。
そして左側にはびんずる尊者。
びんずる尊者とは神通力に優れたお釈迦様のお弟子さんの一人です。
自分の体の悪い所と同じ場所を撫でると治るといわれています。
包丁塚
総持寺を開いた藤原山蔭は料理の達人だったことから総持寺は料理のお寺としても知られています。
この包丁塚は使い終わった包丁を奉納する所で、プロの料理人や主婦の方などが今まで使っていた包丁に感謝と更なる料理の上達を願って訪れているそうです。
開山堂
開山堂には開祖の藤原山蔭の像が安置されています。
毎年4/18日に山蔭流包丁式という、料理人が包丁とお箸だけで一切魚に触れずにさばく儀式が行われています。
参拝者からため息が出るほど見事な包丁捌きなんだとか!これは見てみたいですね。
庭園
総持寺の境内には小さな美しい枯山水の庭園があります。
この庭園に亀がいて眺めているとほっこりできますよ^^
庭園の横には鐘があり自由につくことができます。
総持寺瓦窯跡
平成5〜6年、総持寺の納経所を新しく新築する時に室町時代のものと思われる瓦窯が発見されました。
ガラス張りになっていてその遺構を上から見ることができます。
総持寺境内のカフェでランチ
山門のすぐ横にある綺麗なカフェ「ポタラ」さん。
券売機で券を買います。
日替わり御膳800円(コーヒー付き1000円)を注文。
ボリュームがありお腹いっぱいになりました。
ガラス張りのお店からは境内を眺めることができとてもいい感じでした。
総持寺の御朱印
西国三十三所草創1300年記念印は
亀の背中に乗った山蔭のデザインでした^^
(記念印は2022年3月31日まで⇒2023年3月31日まで延長⇒終了しました)
所要時間
およそ1時間。
ランチ込みでこのくらい。
住宅街にあるこじんまりとしたお寺です。
拝観料と拝観時間
拝観料 無料
拝観時間 6:00〜17:00
御朱印受付時間 8:00〜17:00
総持寺へのアクセスと駐車場
(大阪府茨木市総持寺1-6-1)
駐車場
・すぐ横に専用駐車場あり(20台)
・40分300円、以後20分毎100円
公共交通
JR京都線・阪急京都線 各総持寺駅から徒歩5分
遠方の方や自家用車で巡礼できない方はバスツアーもおすすめです。
クラブツーリズムでは様々なプランが用意されています。
HP内、右上のメニューから国内旅行のテーマのある旅を選び、文化・歴史のお参り巡礼の旅(こころの旅)から検索してみてね。
はじめの1冊におすすめの本
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