大阪府の施福寺(せふくじ)
施福寺は西国一の難所と言われています。
それは、、
本堂まで歩くことおよそ40分の軽登山!
正直なかなかの体力を要します。
でも大変だからこその達成感が味わえるとともに、到着した施福寺には素晴らしい仏様がお待ちでした。
お寺の方もとても気さくなので準備万端でハイキング参りを楽しんで下さい
本堂までの道のりは遠い
駐車場に車を停め施福寺目指してスタートです。
最初はゆったりとした勾配がつづきます。
道に沿って流れる小川のせせらぎを聞きながら自然を満喫しつつ歩きます。
だんだん坂道が急になってきました。
わたしは早くも息切れし始めです
そして仁王門に到着しました。
ここまでは思ったより近かったなという印象、しかしまだおよそ1/3でした…
どんどん山深くなっていきます。
夏は特に水分をこまめにとってね!
途中、綺麗な花も咲いていました。
右に1丁という石碑が見えます。
ここで上から降りてきた方が「もうすぐですよ〜」と励ましてくださりました。
最後の気合をいれた矢先、現れたのがこの階段。
思わず、ひえぇぇぇぇ
力を振り絞り登った階段の先にようやく施福寺、到着です。
およそ40分の登山でした。
施福寺の見どころ
本堂
幕末に再建された本堂。
それほど大きな本堂ではありませんが、中にはたくさんの仏さまが安置されています。
施福寺の仏像
施福寺は内陣に入って仏様をいつでも拝観できます。
内陣では圧巻の仏像ワールドが。
ずらっと並ぶ仏像の数々、間近で拝観できるのも魅力です。
こちらはご本尊の弥勒菩薩。
札所本尊の十一面千手千眼観音菩薩。
さらに裏に回ると、空海さんをはじめとした小さいながらも沢山の仏像。
一つ一つが精妙で見ていて楽しいです。
撫で仏の釈迦涅槃像。
体の悪い所をなでると治るといわれる仏様です。
こちらは豚の姿をした弁財天。
元は西国30番札所、滋賀県の竹生島宝厳寺にあったものだそうです。
日本で唯一の方違大観音。
悪い方向を良い方向に変えてくれる観音様で転宅、転勤、旅行などにご利益があります。
こちらは足守りの馬頭観音。
頭の上にお馬さんがいるのがわかりますか?
足腰を守ってくれる仏様です。
施福寺へお参りするその道のりからも足腰が強くなれそうですね。
ちなみに本堂内陣は写真撮影OKだよ!
施福寺参拝時の注意点
① 虫
② 靴
③ 飲み物
是非ともお伝えしたい施福寺参拝においての注意点です。
まず1つ目はこの山道には蚊?か何かの虫が沢山飛んでいます(9月参拝)
耳元に始終プンプンとやってきて、それはもう気が散って仕方ないほどでした。
幸い刺すような虫ではなかったですが、疲労の半分はこの虫のせいかと思うくらい鬱陶しかったです。
虫の時期は虫よけ持参をおすすめします。
次に2つ目が靴です。
実は下りの時、雨がパラっとだけ降りました。
すると苔の生えた石の階段は非常に滑りやすくなります。
慎重に歩くので余計な筋肉を使いました。
雨でなくても山道なので滑りにくいスニーカーなどがおすすめです。
3つ目は飲み物です。
山登りなので喉が渇きます。夏は熱中症対策のためにも必ず持参しましょう。
参道の入り口に売店があるのでこちらで買うこともできます。
施福寺の歴史とご利益
ご本尊 十一面千手千眼観世音菩薩(札所本尊)
開祖 行満上人
創建 5世紀中ごろ
歴史
・欽明(きんめい)天皇の勅願により、行満上人が弥勒菩薩を安置したのがはじまり。
・その後、行基が文殊菩薩を、行基の弟子の法海上人が千手観音を安置した。
弘法大師空海が得度(出家の儀式)を行ったのもここ施福寺といわれ、そのお堂が参道の途中にあります。
ご利益
衆生救済、諸願成就など
施福寺にはたくさんの仏様がいるのでご利益も様々です。
施福寺の御朱印
左上は西国1300年記念の記念印で「かつま」という四方を鎮める法具のデザインでした。
(記念印は2022年3月31日まで⇒2023年3月31日まで延長⇒終了しました)
施福寺のご住職方は雨の日も雪の日も、1日交代であの参道をのぼって来られるそうです
施福寺の所要時間
およそ2時間
(実質お寺に滞在は30分ほどです、ほぼ登山、笑)
拝観料と拝観時間
入山料
¥500
本堂拝観料
¥500
拝観時間
12月1日~2月末日 8:00~16:00
3月1日~11月末日 8:00~17:00
御朱印の受付時間
12月1日~2月末日 8:00~16:00
3月1日~11月末日 8:00~17:00
施福寺の駐車場
専用駐車場あり 無料
駐車場までの道はすれ違いの困難な細い道あり。
対向車が来ないことを願うのみです^^;
(ナビは施福寺駐車場に設定してください)
施福寺へのアクセス
(住所:〒594-1131 大阪府和泉市槇尾山町136)
公共交通
泉北高速鉄道「和泉中央駅」下車 →
南海バス 2番のりば槙尾山口行きまたは父鬼行き(26分)「槙尾中学校前」下車
→ オレンジバス(12分) 終点「槙尾山」下車 徒歩30~40分
2024年1月をもってオレンジバスは廃止となり、代わって乗合送迎サービス「チョイソコいずみ」が運行します。
利用方法や運賃はこちらで確認してください。⇒「チョイソコいずみ」のご案内/和泉市
弁財天神社の満願の滝
参道の入口脇に弁財天神社があります。
入口からは見えませんが、神社の奥にある立派な滝(満願の滝)は見ごたえありです。
遠方の方や自家用車で巡礼できない方はバスツアーもおすすめです。
クラブツーリズムでは様々なプランが用意されています。
HP内、右上のメニューから国内旅行のテーマのある旅を選び、文化・歴史のお参り巡礼の旅(こころの旅)から検索してみてね。
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